とめよう戦争への道!ひろげようアジアの平和
3月24日、「とめよう戦争への道!ひろげようアジアの平和!2019関西のつどい」は、大阪市長選と大阪府知事選の最中にエルシアターで開催された。
主催者の挨拶で大阪平和人権センター米田理事長は、「今回の集会は3つのテーマーがあり、1つは朝鮮半島の非核化と平和への道をつくること。2つは沖縄辺野古新基地建設反対の闘いをこの大阪でも連帯して取り組むこと。3つは統一地方選で都構想に反対する勢力が勝利することだ」と述べた。
■トランプが画策する朝鮮半島の非核化!■
ゲストの徐勝さんは、〝朝鮮半島南北和解・協力と東アジアの平和〟をテーマに話された。「昨年は幸せに浸っていた。一昨年の11月にキャンドルデモでパク・クネ大統領を辞任に追い込んだ。文在寅大統領が誕生したことで南北首脳会談は実現し、3回も開催され朝米首脳会談も実現した。しかし、今年2月のハノイ朝米会談では合意できなかった。南北首脳は、軍事分野での平和宣言を行い、板門店の共同警備や観光客の自由往来を進める一方で、3段階の制裁①国連、②アメリカ独自、③韓国独自を段階的に解除すること。トランプ大統領が切り拓いた朝鮮半島の非核化を次世代につないで取り組むのかが課題だ。
これまで沖縄から多くの人が共和国を訪問している。沖縄には米軍基地が集中している。戦争になれば必ず基地が狙われ、多くの沖縄県民が犠牲になる。これを防ぐため、沖縄県民は共和国と敵対していないことをアピールするのが訪朝の目的だ。
沖縄の闘いは、非暴力・平和主義を基本にしている。民族自決運動を背景に、毛沢東・ホーチミン・金日成は解放闘争を闘ってきた。そのためには、国際連帯が必要であると歴史が示している」と話された。
■辺野古県民投票で再度、民意を示す■
在日韓国青年同盟大阪府本部による「サムルノリ」演奏の後、「辺野古県民投票の会」代表の元山仁士郎さんから、県民投票について報告があった。
「2018年4月に辺野古県民投票の会を40人で立ち上げ呼びかけた。
5月から7月までの2ヵ月間、県民投票を求める署名活動に取り組み、9月に県へ直接請求を行った。10月に県民投票条例が成立した。しかし、宮古市はじめ5市が県民投票への不参加表明したため、実施を求めるハンガーストライキを敢行。2019年1月に条例を一部改正して不参加表明していた5市も実施することになった。
2月24日に県民投票を実施し、投票率52・48%(反対43万票余りで72%・賛成11万4900票で19%)の結果となり、県民の意志は辺野古建設反対だと明確に示した。しかし、安倍政権は、県民の意志を無視して埋め立て工事を強行している。
辺野古新基地ができれば100年は存続する。私たちは、決してあきらめない」と決意を述べられた。
政党挨拶では、立憲民主党、社民党大阪府連合が参議院選挙に向けて決意表明を行った。
連帯アピールは、辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動と連帯ユニオン関生支部からあり、集会まとめと行動提起のあと西梅田公園までデモ行進を行い、憲法改悪反対、辺野古に基地はいらない、朝鮮半島の非核化実現を訴えた。
【 くさり5月号より 】